2013年12月17日
動脈硬化と高血圧に注意しましょう
高血圧は、さまざまな成人病と密接な関係をもっていますが、最近は、福島の仮説住宅にすんでいる方に、運動不足が原因の高血圧が増えているそうです。
高血圧には、十分注意しないといけません。
高血圧を放置すると恐ろしい事態になることがあります。

悪性高血圧と呼ばれるもので、最小血圧が120以上に上がって心不全や腎不全という深刻な状況が見られるようになることがあるんです。
こうした状態は、非常に少ないのですが、高血圧を軽視するべきではないひとつの事実として、知っておく必要がありますね。
一般的には、高血圧症は慢性的に進行し、10年以上かけて、障害が進むらしいのですが、短期間に重症化することもあるんですね。
加速性高血圧と言うらしいのですが、怖い話です。
そして知っておかなければならないのが、高血圧と動脈硬化の悪循環です。
動脈硬化と高血圧は特に関係が深くて、要注意ですね。
動脈硬化とは、動脈が硬くなって、弾力がなくなった血管の状態です。
高血圧が引き起こす動脈硬化の代表的なものが細動脈硬化と言うものです。
細動脈の筋肉は、常に高い圧力を受けていると肥大化するんですね。
この細動脈の筋肉の肥大は、内腔をせばめ、さらに血圧を高めることになります。
こうして高血圧が、細動脈硬化を生み、さらに高血圧になるという悪循環が生じるのです。
この細動脈の硬化は、腎臓で起こりやすくて、次に豚臓、肝臓、ひ臓、脳でよく見られるそうです。
また、大動脈硬化の場合も、高血圧が、大動脈硬化を進行させる原因となります。
そして硬化は、大動脈からしだいに中・小の動脈にまで進むのです。
硬化を起こした動脈では、最終的に血栓などの形成により、血液の流れがとだえたり、動脈が破裂して、出血したりします。
こうした状態は、心臓、脳、腎臓の動脈でよく見られ、心臓の動脈硬化症は狭心症や心筋梗塞に、脳なら脳梗塞と脳内出血を含む脳卒中、腎臓なら腎不全などを引き起こすのです。
また高血圧症に糖尿病や高脂血症が加わると、動脈硬化の危険性は飛躍的に高まります。
そしてここでも動脈硬化と高血圧が、互いの症状を悪化させるという悪循環が見られます。
また心臓が、常に高い血圧を維持していると、しだいに心筋は肥大し、疲労します。
これが高血圧性心疾患と呼ばれるものです。
この状態が進行すると、やがて機能が低下して、血液を送り出せない心不全になってしまうのです。
こんなに怖い高血圧。
日頃から、血圧には注意しておきたいものですね。
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