2013年12月1日
伊勢エビの価格が急騰 食の評論家の偽物ぶり
食品の偽装表示にまつわる話です。このところ伊勢海老の値段が急騰しているようです。
魚市場では、日を追うごとに 伊勢海老の値段が上がっているという。
業者の人たちは、
今日は、昨日より1キロ500円上がった・・などと言っています。

元々、伊勢海老は高級な食材ですから、値段が高いのは承知の上ですが、そのお高い値段がますます上がっているといいます。
一体どうしたという事でしょうか。
実はこれは、このところ 続いている 一連の食の偽装表示の影響なのです。
それはどうゆうことかと言うと、
今まで伊勢海老として使われていた海老は、実は、ほとんどが、本物ではなかった・・らしいのです。
国内に出まわっていた伊勢海老の、なんと9割が外国産の大型のエビだといいます。
そして、このところの偽装発覚のせいで、そのような偽物のエビが使いづらくなった。
その結果 本物の伊勢海老に注文が殺到してしまった。
しかし 本物の伊勢海老はそれほどの供給量がないために値段が急増しているというわけです。
そりゃそうですよね。
本物は1/10しかない理屈ですから。
本物は、たったの10%で残りの90%は嘘だったわけです。
食に関しては 売る側といい、買う側といい、料理人や、経営者を全て含めて、いかにいい加減なことをしていたのか、あきれるばかりです。
高級食材は他にもたくさんあります。
あわび、いくら、蟹、キャビア、天然の魚、松茸やブランド牛肉。
中華料理にいたっては、ツバメの巣や熊の手、そのほか見たこともない高級食材があります。こんなものは、見たことも食べたこともないような食材ですから判断できるわけがありません。
どれもこれも、販売する側では、どうせ絶対にバレるわけがないと、たかをくくっていたんでしょう。
しかも、最近では本物と見間違うような人口の食材もあります。
これらの人工食材は とてもよくできていて食べてみてもわからない。
こうなってくると もう、何がなんだかわかりません。
食材や飲食関連業界は、それはもう、やりたい放題だったのでしょう。
ところが これが内部告発によって食材の偽装としてバレてしまった。
これまで平気でやってきたことが、広く、世の中に知れ渡ってしまったわけです。
業界全体が泡を食って、上を下へのてんやわんや状態でしょう。
仕入れの値段があがった分は、値上げなどせずに 赤字覚悟でやってもらいたいものです。
それにしても内部告発されるまで、長年の間ばれなかったというのが不思議です。
ばれるどころか、加工牛肉をブランド牛として、偽装表示していた店に、かのミシュランが星を与えていたといいます。
食の評論家の味覚はいいかげんで、彼らの目は節穴だということまでもが、ついでにあぶり出された格好ですね。
テレビ番組で、料理を食べ比べて評価する評論家の人たち・・
今回の一連の偽装を見破った人は居ないわけで、そんな評論家たちが、この料理はうまい!などと評価していたんです。
食材といっしょで、評論家も偽者ばかりだった・・と言う落ちですね。
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