なっとく、なっとく
2013年11月28日

原発ゼロへの期待感 小泉元首相が語る原発即時ゼロの方針

首相が決断すれば、原発ゼロはできる!決断だ。

と、安倍晋三首相に原発即時ゼロの方針を打ち出すように迫っているのが、小泉元首相です。

久々に注目を浴びている小泉元首相、小泉節がさえていますね。


明快な小泉元首相の考え方

小泉元首相の考え方は、いたって明快で、誰でも分かるものです。

原発ゼロの時期についても、「即ゼロがいい」と言っていて、明快。

そこには、妥協や、業界の思惑、既得権などは、一切眼中に無いといった感じですね。

郵政選挙のときもそうでしたが、小泉元首相は的を絞ったら、とんでもないパワーを発揮しますよね。
一気に世論を盛り上げ、二者択一の世界へ持ち込む。

郵政のときは、まだ、焦点が分かりにくかったと思います。たぶん小泉元首相を支持した人でも、郵政民営化の良し悪しは良く理解できていなかったのではないか・・と思えます。

しかし、今回はそうではありませんね。

原発ゼロは、必然で、理想的、日本の国土を守る最良の方法、いいこと。
と、誰でもが確信を持っていると思います。
ましてや、東北大震災で大変な被害を被っているのです。


原発容認に明確に反論できない人々

これまで、危険性がある事は語られながらも、明確に反対できなかった原発。
福島原発事故の後でさえ、政府はその危険性を再認識できていないのか、原発ゼロは打ち出さない。
何が何でも政府は原子力発電を推し進める。

そうすると、政府が行なう政策や方針が正しいと、みんな思ってしまうから不思議です。

なぜ、他の自民党政治家は、小泉元首相的な発想ができないのか・・とは感じながらも、
やはり、原発ゼロは無理なんだね・・・と世論はあきらめている。

発電のコスト
現実的な対案が無い
日本の経済の維持
火力発電に切り替えたときの、地球温暖化での悪影響

などなど、懸念事項が多すぎ、そして、専門的過ぎて、明確に考えをまとめることができませんよね。
だから、最後には、政府の見解が正しいとなる。
政府の見解は、あらゆる面を理論的に考えつくした結論だからと思っている。

良く分からないけど、しょうがないんだろうね。・・と。


なっとくできない思い

しかし、世論は、納得しているわけでは無いはずです。
良く分からないけど、しょうがない程度にしか思えなくて、もやもや感が充満しています。
ほんとに、原子力発電はひつようなの?対案はないのか?
なんだか、すっきりしませんよね。


原発ゼロへの期待感

そんなときに、小泉元首相が原発ゼロ方針を出すことの重要性を語り始めたわけです。
世の中のみんなが、もやもやと感じていたことを、小泉元首相がすっきりまとめあげ、小泉節で、すっきりと表現してくれているんですね。

たくさんの懸念事項や、対案についても、
原発ゼロという方針を政治が出せば、必ず知恵のある人がいい案を出してくれる。
と例の小泉節でバッサリです。

確かに、リーダーの重要な役割は未来を指し示すこと、方針を示すことですよね。
方針が示されれば、後は、賢い日本人ですから、何とかしていく・・。
無責任な内容との批判もあるようですが、大多数の人は、共感できる説明ではないでしょうか。


小泉元首相の主張が繰り返されることで、政府の原発を容認したエネルギー政策に対して世の中の批判は高まるでしょう。
政府は、今まで以上に、なぜ原子力発電が必要なのか説明しなければなりません。

どっちにしても、
原発ゼロへの期待感は高まるばかりですね。
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