なっとく、なっとく
2013年10月20日

子宮頚がんワクチンの接種は1回でも有効なようです。

子宮頚がんワクチンを受ける人にとっては、いいニュースのようですね。

米国立がん研究所の研究でわかったそうですが、
これまでは、このワクチンの接種は3回やるというのが普通でした。
3回やって、ようやく効果が現れるということでした。
ですから、製薬会社は6ヵ月以内に3回接種するということで承認を受けているんです。
厚生労働省の接種スケジュールもこのとおりです。

ところが、どうもそうでは無いらしいんです。
1回の接種でも有効となる可能性があるらしいんですね。

コスタリカの女性を対象にして調査されていて、
2004年から4年間、計500人を調査。
その結果
1回接種した人は自然感染した人より、予防効果を示す抗体価が5〜9倍高く、十分に予防効果があると考えられるそうです。
しかも、その値は4年間一定していたそうですから、確かなようですね。

2回と3回の人の値は14〜24倍高くなっていて変わらなかったようです。

ただし、この子宮頚がんワクチンの接種については、
現在、厚生労働では、推奨を控えています。
副作用からなのか、接種後に痛みやしびれを訴える人が多かったからです。
実際、全国子宮頸がんワクチン被害者を支える会も発足しています。

日本国内の子宮頚がんワクチンには次があります。
2009年12月に販売開始
「サーバリックス」(グラクソ・スミスクライン社)

2011年8月に販売開始
「ガーダシル」(MSD社)

いずれのワクチンも、予防のためには3回の接種を行う。
接種費用は合計4 〜 5万円程度で高価ワクチンとなっています。


いずれにしても、
1回と3回では、ずいぶん違います。
1回ですめば、接種にかかる費用も安くなりますから、接種を受ける人には、助かりますよね。

でも、承認は3回ですから、
「3回という使い方で承認を受けており、従来通りの使い方でお願いしたい」
と販売側では言っているようです。(グラクソ・スミスクライン社)
承認を受けているんですから、そりゃそうでしょうね。
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