2011年11月7日
メタボや糖尿病に!運動と同じ効果の薬が開発されるかも
2013/10東京大学の研究チームがメタボに有効な物質を発見したそうです。
マウスでの実験によるもので、ホルモンの働きを活発にする物質を発見したという。
この物質は、メタボリックシンドロームを防いでくれるというから、期待したいですね。
運動と同じ効果があって、糖尿病にも有効との事で、5年以内に臨床試験に入りたいという。
メタボや、糖尿病の患者さんには運動や食事制限ができない場合があるそうですが、
そういう患者さんには、とても朗報です。
薬が開発されれば、薬を飲んで、運動と同じ効果が得られる。
これはすごいですね。
またまた、日本の研究者の功績ですね。
この研究については、10月31日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表するそうです。
内容はと言うと、
人の体内では、善玉ホルモン「アディポネクチン」が脂肪細胞から分泌されるのですが、
この善玉ホルモン「アディポネクチン」は血中で脂肪を燃焼させます。
また、インスリンの働きを助けて、糖を分解するわけですね。
ですから、この善玉ホルモン「アディポネクチン」の量が少なくなると、よくないんです。
メタボになったり、糖尿病の原因にもなります。
がんの危険性さえも高まるそうですから、いけません。
東大のチームは、アディポネクチンの受容体と言うものを活性化させる物質を見つけたというわけです。
なんと600万種類以上の化合物の中から、探し出したというからすごいですね。
研究チームでは、この物質をのみ薬にしてマウスに与えてその効果を実験しています。
1日1回、10日間与えた結果は、
2型糖尿病のモデルマウスは運動と同じような効果があったそうです。
インスリンが効きやすくなり、酵素が活発になったと言うことです
この酵素は筋肉や肝臓で脂肪酸を燃やすのです。
マウスに脂肪の多いえさを与え続けると、
普通のマウスは120日後の生存率は30%になるそうですが、
この物質をのませたマウスは70%になったといいますから、この物質の効果は絶大ですね。
メタボや糖尿病は、食事制限や運動療法が有効ですが、心筋梗塞やひざや腰の障害で運動ができない人も多いですよね。
薬ができれば、運動ができなくてももう大丈夫ですから期待が膨らみます。
できるだけ早く、実用化してほしいですね。
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