2011年3月2日
赤ちゃんの視力。ママのことは分かっているのでしょうか。
赤ちゃんは、ときどき、大人の顔を見つめますよね。でも、赤ちゃんはママやパパの顔はちゃんと見えているのでしょうか。
実は、生まれたばかりの赤ちゃんの視力は、わずかO・02程度しかありません。
生後6ヵ月ごろでO・3ほどで、5〜10歳ごろでようやく大人と同じ視力になります。
それでは、視力の弱い赤ちゃんは、ママの顔は認識できていないのかというと、
そんなことはなくて、実は、赤ちゃんは目が悪いにもかかわらず、お母さんの顔を見分けることができるのです。
実の母親と母親似の女性が並んでいると、赤ちゃんがどちらの顔をより長く見つめるとおもいますか。
赤ちゃんは、生後数日でも実の母親の顔を好んで見るのです。
赤ちゃんが生まれてから母親と接した時間を記録してみると、
生後2日間のうちに、母親の顔を見た時間が11〜12時間を超えると、母親の顔を好むようになることが分かりました。
生まれてから2日間でお母さんの顔を覚えるんでしょうね。
赤ちゃんのことは、研究が詳しく進んでいます。
それにしても、生まれてすぐの赤ちゃんでも顔を認識する能力があるとは驚きですよね。
顔を見る能力というのは特殊で、視力だけでなく、脳の発達が伴っていなければなりません。
脳には顔を見ることにだけ特化した部位があり、それは耳の後ろにある上側頭溝という部分です。
生後5〜6ヵ月ごろから発達が始まって、だんだん人の顔を識別できる能力が身に付くのです。
だから、赤ちゃんのこのころにいろいろな人の顔を見る経験を積んでおくことが大事なんです。
そして経験の基礎は、お母さんと目を合わせることなんですね。
人の顔に慣れさせることが重要なんです。
横顔でなく、正面から対面してくださいね。
見るものすべてが新鮮に映る赤ちゃん。
見るもの全てに、赤ちゃんが発達するための刺激があふれているんですね。
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